2006年09月09日

ムジカ・モデルナを読んで


あちこちのブログで現在宣伝中の、ブラジリアン・ミュージックディスク・ガイドです。
同カテゴリーの書籍には既に「ムジカロコムンド」、「同2」(いずれも出版元はアスペクト)などがありますが、
ブラジル音楽の分類ではこの本の方が Terra Radio と似てます。
というかそっくりです。
この本の構成は基本的に章がジャンルで別けられていて、
各章の初めにジャンルの大まかな説明があります。
その後にそのジャンルの代表的なアーティストのアルバム紹介が続きます。
紹介されているアルバムは必ずしもそのアーティストの最新作ではありません。
実例、Celso Fonsecaのアルバムとして"Natural"(2003)が紹介されていますが、
最新作"Rive Gauche Rio"(2005)の紹介はありません。
この手のガイドブックには珍しく、サンバやボサノバが省かれています。
ある意味小気味良いです。
正確にはサンバはパゴーヂとくっつけられ、ボサノヴァはサンバのモダンな解釈と説明されてれています。
ブログの記事を書く時、手元にあると便利かも、、と思って本日購入しました。
人名の発音(カナ表記)が参考になります。
インデックスが付いていることも好感が持てました。  

Posted by decky_kobe at 17:35Comments(0)TrackBack(0)

2006年05月28日

堀内隆志の本とラジオ番組

Lica Cecatoさんが生出演した「湘南ビーチFM」の番組"NA PRAIA"(浜辺で)の進行役は
堀内隆志さんでした。
彼は今年こんな本を出しました。
「domingo—music for sunday lovers」



僕が持っているブラジル音楽のCDを他人がどう批評するのか
ちょっと気になって読みはじめたんですが、
執筆者が複数だし、ブラジル音楽以外の音楽のために随分ページが割かれているので、
ついに彼の視点(聴点というべきか)がよく分からないまま
積読になってしまいました。
彼の視点が明らかになるかもしれないと思うので、
日曜日15:00-15:30には"NA PRAIA"を聴こうと思います。

ついでながら、柿木央久さんが著わした「決定盤 ボサ・ノヴァCD100選」という本は分かりやすかったし、商人調の文体が面白かったです。

  

Posted by decky_kobe at 11:57Comments(0)TrackBack(0)

2006年05月21日

「ボサ・ノーヴァ詩大全」は良書です!

まともなライナーノートが付いたボサノバCDは少ないので、
たまには本を読んで知識を補給するのも良いでしょう。
聞くところによれば「ボサノヴァの歴史/ルイ・カストロ (著), 国安 真奈 (翻訳)」が良書らしいが、僕は読んだことがありません。
今年、国内の出版社から「ボサ・ノーヴァ詩大全」(坂尾 英矩/著)という本が出版されたので、書評にだまされたと思って読んでみました。



著者はボサノヴァ誕生前から衰退後まで、ブラジルでピアニストとして活躍した人で、
多くのミュージシャンと親交があった、日本には数少ない「ボサノバの生き証人」です。
山本のりこさんのライブに行った際に、立ち寄った書店でこの本を見つけ、即購入しました。

João Gilberto(ジョアン・ジルベルト)はボサノヴァ(bossa nova)を創った神と言われています。この本にはこれに関して、1989年7月下旬、フランスのリベラシオン紙の記者とのインタビューで、ジョアンはこう答えたと書かれています。
「あの頃、私はジョビンの相棒ニュートン・メンドウサに、『おい、ボサ・ノーヴァって一体何だい?俺がやってることはサンバだよ』と言ってやったんだ。そしたら彼はあわてて『そんなこと公表しないでくれ、我々の新しいムーヴメントにもめごとを起こしたくないからね』と言ったからそれ以来この件を口にしたことは無い。」(P.188)

紹介し出すと切りがないので、もう一つだけ興味深いことを紹介します。
それは、「チャット・ベイカー・シングス」(パシフィック・ジャズ・レコード/1954年)というアルバムがジョアンやナラ・レオンをはじめボサ・ノーヴァの歌手たちに影響を与えた、と言うのである。」(P.208)



この本の構成は、ボサノバの代表曲について、曲を生んだ人たちや演奏した人たちのエピソードの紹介、コード付きの歌詞とその対訳を35曲分掲載しています。その他、著者が共演したミュージシャンとともに写った写真も掲載されています。  

Posted by decky_kobe at 02:44Comments(0)TrackBack(0)