2006年06月03日

往復書簡「Nさん」編No.2

--- Nさんからのメッセージ:
> カエターノの「Estrangeiro」をiTMSで、
> 「Circulado Vivo」をHMVで、
> 「Tropicalia 2」をBook-Offで買いました。
> どれもいいですね。
> 歌詞の内容はかなり深いというか、
> 重いものもありそうですが、
> その声は優しく、
> 音は豊かでバラエティに富んでいる感じがします。
> 弾き語りの曲もいいです。
>
> マリーザ・モンチの
> 「Memórias, Crônicas e
> Declarações de Amor」も買っちゃいました。
> アート・リンゼイのプロデュースだったものでどんなものかなと。
> 全体的にはたしかに欧米のポップスっぽいところがあるかな。
> ボサノバの曲はもちろんいくつか入っているんですが、
> やっぱりノイズギターも聞こえますね。
> ウクレレらしい音やバイオリンも鳴っていたり、
> いろんなタイプの曲が入っていて面白いです。
> マリーザの声はやっぱりいいですね。
>
> >音楽的には「無限」の方が深い気がします。
> >フィリップ・グラスなんて意外な人も参加していますし、、。
>
> そうですか、
> 「無限」も入手しなくては。

僕からのメッセージ:
Tom Jobim は bossa nova で、Caetano Veloso はtropicaria で
自分達に世間の耳目を集めようとしたようです。
Jobimは建築家。Caetanoは大学で哲学専攻。
二人とも音楽的センスのみならず頭がいいんだろうと思います。

CaetanoはGal Costaとbossa nova アルバムの"domingo"でデビューした後、
Beatlesの"Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band"を聴いて、
bossa nova をやってる場合じゃないとの思いから、
"tropicaria"(v.a.)を出して、bossa nova路線に終止符を打ったとされてます。

ところで、僕が持っているCaetanoの作品は、CDでは、
"domingo"(with Gal Costsa)、
"prenda minha"(カーネギーホールでのライブ)
"a foreign sound"(最新作)。
DVDは"noites do norte"。
後、digital dataのみで"tropicalia"(v.a.)。
一番良く聴いたのはdomingo。睡眠導入剤代わりです。

今年はロンドンでtropicaliaの回顧展があって、
http://www.barbican.org.uk/tropicalia/home
プロデューサRogério Dupratが再評価されつつあるようです。
http://cliquemusic.uol.com.br/artistas/rogerio-duprat.asp

marisa monteの最新盤を買った後は何も買ってません。
ライブ、ワインと旅行に出費がかさむので、marisaを聴きながら物欲に耐えるつもりです。^^

先日、葛飾北斎の最晩年の作品を神戸市博で見た帰りに、
土日にワインの無料試飲ができる店を見つけました。
http://www.belier.ne.jp
北斎の滝の絵は画面のほとんどを揺らぐ垂直な平行線で占められていて、
李禹煥の抽象画を想起し、ジーンときました。


オリジナル:http://www.youtube.com/v/GvPXfLOPEDM  

Posted by decky_kobe at 18:01Comments(0)TrackBack(1)Não título

2006年06月03日

往復書簡「Nさん」編No.1

--- N からのメッセージ:
> 一昨日「私のまわりの宇宙」入手しました。
> 新譜2枚のうちこちらはサンバ編だということと、
> ジャケットも楽しそうだったので買ったのですが、
> 期待通りのアルバムでした。
>
> ここでのサンバっていう言葉は
> ボサノヴァ的な意味あいで使ってあるのでしょうか、
> ゆったりとした雰囲気で、
> 繰り返し聞くほどに味わいが深まっていきます。
> 3曲目のカナリアの鳴き声がいいなあ。
>
> 今ネットをブラウズしてると
> カエターノ・ヴェローゾにハマっている人のサイトがありました。
> カエターノのアルバムを
> アート・リンゼイがプロデュースしていた時期があるんですね。
> 「ESTRANGEIRO」や「CIRCULADO」など。
> さらに調べるとマリーザ・モンチの2ndアルバムもアートのプロデュース。
>
> アート・リンゼイといえばボーカルとノイズギターで
> 私の大好きなジョン・ゾーンがらみのアルバムに
> よく参加していたミュージシャンで、
> 妙なところにつながりがあるのに驚いています。
> そういえばアート自身もボサノヴァ的なアルバムを
> 出していたことがあったのを思い出しました。
>
> そういうわけできっとそれらのアルバムも
> 何かしら前衛的な聞きどころがあるのではないかと、
> 新たな物欲が沸々とわきあがってきています。


--- 僕からのメッセージ:
モンチの「宇宙」を買ったんですか!
僕は「宇宙」と「無限」の両方を買いました!
おまけは同じポストカードが2枚。
「1種類しかないの?」と思わず「塔」の店員に尋ねてしまい
ました。笑
朝な夕なに聴き比べています。
どちらもモンチともう一人の共同プロデュース。
お相手は「宇宙」の方がマリオ・カルダート。
「無限」の方がアレー・シケイロ。
彼等のことは知りませんが、ジャケットの違いほどサウンドに
差があります。
音楽的には「無限」の方が深い気がします。
フィリップ・グラスなんて意外な人も参加していますし、、。

> ここでのサンバっていう言葉は
> ボサノヴァ的な意味あいで使ってあるのでしょうか、

ライナーの件ですか?
来月、中原仁のトークショウに行きますから、
尋ねてみましょうか?笑
冗談は別にして、僕の最近の見解では、
ボサノヴァはサンバの一種。
トム・ジョビンらが自分達の存在を世間に知らしめるための便
法だったということにしています。
ジョアン・ジルベルトは自分の音楽をサンバだと語ったとか。

アート・リンゼイはネットで試聴しただけですが、敬遠してい
ます。
モンチも今まで敬遠してきました。
欧米のポップス色が濃いものは最近アレルギーを示します。
ジョン・ゾーン、かなり前衛ですね。

カエターノと言えば、名盤の"DOMINGO"を寝る前に聴くことが
あります。
本作はカエターノとガル名義の唯一のボサノバ・アルバム。
彼らはこの後、ビートルズのサージェント・ペパーを聴いてト
ロピカリズモを起こしたとか。


オリジナル:http://www.youtube.com/v/ArQfEXwUL_U
  

Posted by decky_kobe at 17:55Comments(0)TrackBack(0)Não título

2006年05月05日

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Posted by decky_kobe at 00:03Comments(0)TrackBack(0)Não título